石川病院は、戦後間もない1946年9月に食糧事情、居住環境の悪い状況下において、疲弊した地域住民の疾病を治療し、健康の回復を目的として、初代院長石川浩によって設立されました。爾来、津山東部地区を中心に「かかりつけ医」としての役割を担うべく、地域に根ざした信頼される医療機関を目指して、たゆまぬ努力を続けてまいりました。
1990年代には医療・介護を巡る状勢の急激な変化に対応するため、医療法人東浩会を設立し、老人保健施設「のぞみ苑」の開設を皮切りに、訪問看護ステーション「こだま」、ホームヘルパーステーション「ひかり」、居宅介護支援事業所「すばる」を相次いで設立し、それぞれの施設が有機的に連携・協力できる体制を着実に整備してまいりました。結果として、これらの関連施設は隣接する病院と密接な協力関係の下に運営され、入院から在宅まで総合的に援助・支援のできるシステムが実現しました。
石川病院をはじめとする東浩会各事業所の共通理念の根源は、
『医療・看護・介護の基本は“人”であり、古来より赤ちゃんを慈しむ母の手にある』との想いです。
私たちは患者さまに対し、あたかも母の手の温もりを感じることができるような、優しい態度や、温かい気持ちで接することを常日頃より心がけています。皆様方に愛され、信頼される医療・福祉機関を目指して、職員一同一層専心努力してまいります。