今はまっている趣味
強いて言うなら読書でしょうか。歴史の本が好きなので、本を読むのが好きです。
今の業務内容
施設に入所されている方の生活の援助といいますか、介護を主にさせてもらっています。今年で10年目になりました。
介護職を目指したきっかけ
私は保育士を養成する学校に行きましたが、そこを卒業した後に1年間介護福祉専攻に入って介護の資格を取りました。一度保育所に就職したのですが、ちょっと訳あってやめてしまって。その後、フリーターをしていたのですが、そこの学校の先生から、以前勤めていた老健(介護老人保健施設)の方を紹介していただいて、働き出したのがきっかけです。
笠岡の方で仕事をしていたのですが、結婚を機にこっちに移ることになりまして、前の職場の事務長から、ここの前事務長に紹介をしていたただいて、ここで働くようになりました。求人サイトとかではなくて、そのつながりで紹介をしていただきました。
仕事のやりがい
私は介護技術が結構好きなので、安全にかつ安楽に介助ができる方法を実践して、それがうまくいったとき――利用者さんも楽に移れたり、負担なく援助させてもらえて、こちらも楽に援助ができるようなやり方がうまくいったときが、すごいやったという実感が湧くのと、こちらが援助することで利用者さんが喜んでくれたりしたときに、よかったなと。ありきたりなんですけど、「ありがとう」という言葉をいただけたりとか、喜んでもらえたりというようなところが、やっぱり、この仕事やっていてよかったなというふうに感じる面でもあります。
いろんな場面場面で利用者さんと関わる機会は多いです。関わりの中で、利用者さんが楽しく笑ってくれたり、こっちも笑わせてもらったりというやりとりの部分が楽しいとは感じます。
なりたい自分
どんな分野にしろ、私にとっての得意なことが介護技術的なところではあるので、そういったことを指導していける立場に立てたらいいなとは考えています。
記憶に残るエピソード
まだ大々的に老健で看取りということがそれほどなかった、初めの頃かな。こっちに来て初めて利用者さんの最期を看取ったときが、私も初めてということもあって、何でか分からないですけど、涙がすごい溢れてきて(笑)。30も過ぎていたのに、人目をはばからず大泣きをしてしまって。この方は亡くなるという段階ではなくて、昨日は普通に食事介助もし、元気に話もしていたのに、突然夜中に亡くなったから、すごいショックだったというか。
あと、看取らせていただいて、ご家族の方から「よくしていただいて、ありがとうございます」とご丁寧な言葉をいただいたときとかは、いい最期を迎えられたなと思いますし、それは私たちの関わりがよかったのかどうか、自信持っては言えないですが、その一役を買えたのではないかなと感じます。
看取りを体験する前とした後とでは、関わる姿勢といいますか、亡くなった後、振り返ってみるともうちょっととこうしておけばよかったな、ああしておけばよかったな、こういうふうに関わってあげたらよかったんじゃないかなと思うことは多々あるんです。やっぱりそういうのを得ていくことで、ほかの方に関わるときには、そういった悔いが残らないような関わりができるようになっていけたらいいなと思えるようにはなりました。
職場の雰囲気
とても和気あいあいというか、緊張感は持ちつつも、そこまでガチガチの緊張感ではなく、相談もしやすいですし、いろいろとみんなで話し合える、話しやすい環境ではあるかなとは感じています。
私にとって「母の手」とは
やっぱり利用者の方に安心していただけるような関わり方には努めています。認知症というものを抱えられている利用者さんの中には、環境の変化だったり、いろいろな場面で不安に感じている様子も多々見受けられますので、その方に安心して過ごしていただけるような声かけだったり、雰囲気づくり、そして安心してそういったところで安心していただけるように頑張っています。そういうことが法人理念の『母の手』のようにというものにつながるのではないかと思っています。
将来、一緒に働くあなたへ
働きやすい環境にはあると思うので、しんどい中にも楽しいこともたくさんあるので(笑)、一緒に働けたら楽しくできるんじゃないかなと思います。
「楽しく一緒に働きましょう」という感じでしょうか。
今いる職場の環境は楽しい雰囲気なので、働きやすいですね。
院長先生について
接しやすい雰囲気の方です。そばにいたら緊張はするんですけど、確かに。院長先生なので。
言葉は悪いからもしれませんが、「居ってくれたらそれで」という方。変な意味じゃないですよ(笑)。いていただけるだけで、何か安心感というか、そんな感じの方です。